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初心者必見:バンドの音作り『スタジオ編』

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どうもぶんぶんです!

夏が始まりフェスや野外ライブの季節になってきましたね


学校祭や文化祭などでバンドを始めようと思っている方、始めたばかりの人!


スタジオで音合わせする際に注意すべきことをご紹介していこうと思います


簡単にご説明するのでご安心を

バンドの音作りは引き算


「なんかギターの音が聞こえづらいな」
「ベースの音の抜けが悪いなぁ」


なんてことがあると思います


そんな時にとりあえず音をデカくすればいいや、なんて音作りをするとぐちゃぐちゃになってしまいます


音には「周波数」というものがあります


同じ高さの音でも「低音域が強めに入ってる音」
「高音域が強めに入ってる音」
で全然音の質が変わります


この帯域が大きく被っているとそれぞれの楽器が音を潰しあってしまい、締まりの悪い音になってしまうんです


一人で演奏しているときはいい音作りでも、他の楽器が集まれば自分の音を見直さなければなりません


自分の音が他の楽器の音を邪魔していないかなど注意しましょう


ギターの場合はベースの邪魔にならないようLOWの低い帯域を削ってみたり、ベースの場合はボーカルの邪魔にならないよう気持ちmidの中音域を削ってみたり試行錯誤してみましょう


オムライスにハンバーグ乗せてカレーかけてシチューかけて焼肉乗せて寿司ぶち込んじゃったらわけわかんなくなるのと一緒ですw


楽曲は自分一人では完成されません
それぞれの音が際立つような音作りを心がけよう

スタジオではまずドラムの音量に合わせる

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ギターやベースはアンプに繋ぎ、マイクはスピーカーから音が出ますので、それぞれ機械を通しているのでマスターでボリュームを調整することが可能です


しかしドラムはマイクを通さないことがほとんどですので音量の上限が決まっています


となると音量のバランスの基準となるのは必然的にドラムの音になります


ある程度のセッティングが終わった段階でドラムの8ビートに合わせてギターが混ざり、その後ベースが参加、ボーカルが音量を調整といった具合にサウンドチェックを行うのがわかりやすいかと思います


またキーボードがいる場合は音色やキーボードの効果によって音量を調整すべきなのでボーカルが入ったのちにキーボードがサウンドチェックに加わるのがオススメです


 ドラム
  ↓
 ギター
  ↓
 ベース
  ↓
 ボーカル
  ↓
 キーボード

この順で音合わせしていくのがいいかと思います


また、それぞれの曲で際立たせたい音、尊重したい音をメインに音作りを試行錯誤して行きましょう


ギターロックな曲、パンクやメロコアなのにギター埋もれてたりしたらめちゃめちゃダサいですし、それ以上にドラムの音聞こえづらいなんて致命傷です!


チーズのないピザみたいなもんです…


聴かせたい音を明確にして届けよう

アンプの向きも考えよう

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当たり前のことなんですけど、アンプの前に立っていれば大きく聞こえますし、アンプの後ろに立っていれば音はうまく聞こえません


ライブのステージと違ってそれぞれに返しがないのでメンバーに聞こえやすいようにアンプの向きを変えてあげましょう


そんなの当たり前じゃんと思う方も多いと思いますが意外と自分のプレイや音作りに熱中して周りが見えなくなる人もいるんですよね


特に初めてスタジオに入る方や、数回入ってたけど気にしてなかったなんて方はこれ一つでグルーブが大きく変化すると思います


バンドはそれぞれの楽器の音が聞こえないとリズムがずれたりグルーブがバラバラになってしまいます


それぞれの楽器の音をそれぞれのメンバーに届けるというのはお客さんに音を届けるよりも優先順位の高いことだと思います

まとめ

バンドは1人ではできません


一緒にプレイする人もサウンドもリスペクトしながら進めて行きましょう

  • 音量も大事だけど周波数や帯域も注意
  • マイクを通してないので音作りはドラムを基準に
  • アンプはみんなに聞こえる向き
  • 1人じゃないからこその楽しさ


自分だけ良ければいいなんてのは部屋で1人でするオ◯ニーと一緒です


それぞれが気持ちいい音を奏でられるように努力できる人こそバンドに向いていますし、そうでないとバンドでいい音楽は生まれません


互いにリスペクトを持ってバンド活動を最大限楽しんでください


楽しんでる人たちの周りに、人は集まります


大事なことはいつもバンドが教えてくれた


今バンド活動している人も、これからバンド活動したい人も楽しい方がいいに決まってます!


ぜひぜひ楽しい音楽活動をしましょう

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それでは!ぶんぶんでした!