「無敵の人」に気をつけて
どうもぶんぶんです
一昔前に話題になった「無敵の人」
みなさんはご存知でしょうか
逮捕されると、職を失ったり、社会的信用が下がったりします。
元々、無職で社会的信用が皆無の人にとっては逮捕というのは、なんのリスクにもならないのですね。
そんなわけで、刑罰がリスクだと思わない人たちというのが存在しているのが現代の社会。
現在はインターネットを使った犯行予告をすることで、警察官を特定の場所に動員したり、飛行機を遅らせたり、警備員を走らせたりするぐらいの発言力が手に入ってしまっているわけです。
彼らは、それなりの社会的影響力を行使できる状態にあるのですね。
でも、欲望のままに野蛮な行動をする彼らを制限する手段を社会は持っていなかったりするわけです。
ちなみに個人的に、こういう人を「無敵の人」と呼んでいたりします
2チャンネル創設者ひろゆきさん公式ブログより
無敵の人の増加。 : ひろゆき@オープンSNS
要は社会的信用や職など失うものが何もない人のことです
こう言った人は一般的な人がリスクと認識しているものをリスクと感じないんですね
逮捕されても当人にとっては生活環境の多少なる変化ぐらいに捕らえられてしまうのでぶっ飛んだ行動もできてしまうわけです
そんな「無敵の人」がなぜ野蛮な行動を起こしてしまうのかについてお話ししようと思います
黒子のバスケ脅迫事件
2013年に黒子のバスケ脅迫事件と呼ばれる事件が起きました
黒子のバスケ脅迫事件についての詳しくはこちらから
黒子のバスケ脅迫事件 - Wikipedia
簡単にご説明すると
漫画家を目指していたが挫折した容疑者が
漫画家として成功していた黒子のバスケ作者である藤巻氏を妬み
脅迫文を送ったり、藤巻氏の母校に致死量の硫化水素が発生する液体を入れた瓶を設置したという事件です
この事件に関して恐ろしいのは容疑者と藤巻氏に面識はなかったこと、動機が完全に妬みであるということです
あったことのない人間を妬み、数々の脅迫文を送り、そして実際に人が死んでしまう危険物を設置したわけですよ
妬みが動機だと自分では防げない
被害者である藤巻氏は特に傲慢な態度をとったり、差別的な発言をするわけでもなく、純粋に漫画家として成功した方です
完全に非がない状態の彼が被害者に選ばれてしまうのは「成功者」であるからだったのでしょう
「無敵の人」は生きることにも執着していないため、死刑制度は盾になりませんし、それによって失う社会的信用もないわけです
だからこそこういった行動ができてしまうわけなんですね
無敵の人とはまさに言い得て妙
こちらの事件についての書籍があるそうです
気になる方は読んでみて
会ったことのない人間に妬まれる恐ろしさ
まず会ったことがない人に妬まれることを防ぐことってかなり難しいんじゃないですかね
最近はネット社会が進み、ツイッターでの誹謗中傷も本人が特定され裁かれる時代になってきました
「匿名であるけれど匿名ではない」というシステムであるが故に脅迫や爆破予告などの危険な発信元はすぐに抑えられるようになったと思います
ですが便利になった反面、SNSにあげた写真から住所や所在地を割り出したりなんてこともできるようになってしまってます
これの何が危険かというと、やはり直接手を下しに来る危険性が高まることでしょう
情報の発信には十分気をつけて
「特定の地域が割り出せてしまうような写真は載せない」
「配信をしながら街を歩かない」
ネット社会で情報を発信する側の方がこういったミスを犯すとは思いませんが、それでも十二分に気をつけていただきたいです
2018年の6月にもブロガーが刺されてしまう悲しい事件がありました
情報を不特定多数の方が閲覧できる時代だからこそ、起きた事件ではないかと思います
「煽る文章」を得意とするライターさんやブロガーさんは特にこういった事件に巻き込まれる危険が高まるのかな
でもサービス精神であり、そこに一定の読者が集まるわけですから身の回りに気をつけながらも活動は続けてほしいものです
ブロガーじゃなくても気をつけて
少し話はそれますがネットの情報配信に熱を入れていない方も「無敵の人」に気をつけていただきたいです
コンビニでバイトしている可愛い女の子とか
「俺に気がある素振りをだったのに男がいるなんて!」
とかいうぶっ飛んだ理由で狙われたりしそう
失うものがない人というのはいい方向に向かえば、愚直に何かを成し遂げられるかもしれませんが、大体が悪い方向へと進んでしまいます
少しのきっかけが火種になったり、きっかけなんてないのに狙われたり、実に恐ろしく無差別なものですね
どうかこういった悲しい事件が今後増えないことを願います
「無敵の人」がいい意味で「無敵な人」になれる環境になってほしいと思います
いい意味で無敵になりたいね!
それでは!ぶんぶんでした!